2007-12-30(Sun)

『あかんべえ』

宮部みゆきさんの時代物をまた読んでみました。
引っ越してすぐに、原因不明の大病で三途の川原にまで行ってしまった12歳のおりん。何とか生き返ったのはいいけれど、それ以来、新しい家に住みついている5人の幽霊を始め、あらゆる幽霊が見えるようになってしまいました。
おりん以外にも、幽霊が見える人はいるんですが、その見え方にはちょっとした規則があって、どうやら、自分に似た境遇や心境の幽霊しか見えないようです。つまり、幽霊は、自分を映す鏡のようなもので、それを見て、人の道に戻るか、踏み外してしまうかを決めるんですね。自分はああなってしまうんだ、と、我が身を振り返って恐ろしくなると、人としてやり直せるのです。
で、幽霊たちの合わせ鏡のような、おりんを取り巻く大人たちの事情と、成仏できずにとどまっている幽霊たちの事情がリンクして、少しずつ色んな謎が解明されていきます。人間たちの騒動を解決しようとしつつ、幽霊たちが成仏する方法を探る中で、もともとしっかりしていたおりんも、更に成長して大人になって行きます。すべての元凶は、生きながらにして鬼になってしまったような人物だったのを見ると、人間というのは恐ろしいものだなぁと思います。
あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)
(2006/12)
宮部 みゆき

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あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)
(2006/12)
宮部 みゆき

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2007-12-26(Wed)

『魍魎の匣』

本ではなく、映画の方で。3連休あたりはずっと体調が悪かったんですが、今日はちょっとましなのと、レディースデーなので、頑張って観に行ってきました。
映画館に着いたら、ロビーにマダムたちがぎっしり。朝から混んでるなーって思ったら、みんなヨンサマ目当てで、そっちが始まると一気にロビーの人数がまばらに。映画が始まっても、かなりがらがらでした。まぁそのお陰で、かなりいい席で観られたんですけどねぇ。
で、映画ですが。原作とは別物と思うと、面白かったです。配役も結構よかったし。久保竣公役のクドカンは、最初どうだろう?と思っていたけど、怪演っぷりがよかったです。ただ、柚木陽子役の黒木瞳がねぇ。原作とは別物と割り切ってはいても、年とりすぎだろ、と…。
後、荒川良々が、女風呂の撮影と美波絹子とどっちを見に行こうかと悩む演技もよかったなぁ。一番の笑いどころは、「亀山歯ブラシ」のシーンかな。
これはちょっと…と思ったのは、研究所の階段上りシーン。観ているだけで辛いし、無駄に長い感じがしました。あれをなくして、他の必要な部分を撮ればよかったのになぁ、と。
でも、一番がっかりしたのは、「みつしり感」が足りない!要所要所に、何かこう、みつしりモチーフを入れてくれたらよかったのになぁ。久保竣公の家の中も、全然みつしりしてなかったし。あれは残念でしたねぇ。
でもまぁ、何だかんだ言っても、『狂骨の夢』が映画になったら、観たいです。
魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)
(1999/09)
京極 夏彦

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2007-12-21(Fri)

『間宮兄弟』

生まれたときからずっと、同じ町で一緒に暮らし続けている間宮兄弟。悪い人たちではないんだけれど、というよりむしろ、善良すぎるくらいなんだけれど、さっぱり女性と縁がありません。
でも、この夏は、兄弟の住むマンションに、女性たちが集まることに!結局、兄弟の恋が実る事はなく終わってしまうんですが、この二人は結婚する必要がないのかもしれません。仲がよくて、もう夫婦のようです。

間宮兄弟 (小学館文庫 え 4-1)間宮兄弟 (小学館文庫 え 4-1)
(2007/11/06)
江國 香織

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2007-12-19(Wed)

『悪魔のラビリンス』

『魔術王事件』の方を先に読んでしまったので、ネタバレ部分がちょっと不安だったんですが、全然問題ありませんでした。
蘭子シリーズは、おどろおどろしさや大掛かりなトリック等、江戸川乱歩の後継のような感覚で読んでいるんですが、今回は寝台特急が舞台の話が出てきて、軽く衝撃を受けました。まぁ、現代の設定ではないと言っても、昭和44年だし、電車が出てきたっていいんですけど。でも、なんとなく、電車のような現代的なものよりは、「人狼城」の時のような、古色蒼然とした雰囲気が合っているかなぁ、なんて思っていたもので。で、電車が舞台となると、ついつい、時刻表トリックのような気がしてしまったんですよ。もちろん、時刻表でトリックを使っても全然OKなんですけどね。ところが、これがちゃんと密室トリック。しかも、かなり奇術的。さすがですねぇ。
悪魔のラビリンス (講談社文庫)悪魔のラビリンス (講談社文庫)
(2004/06)
二階堂 黎人

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2007-12-17(Mon)

世界のCatLife

表紙を見て、思わず買ってしまいました。お値段が微妙で、ちょっと迷ったんですけど、ええい!っと。だって、中をぺらぺらっと見たら、オールカラーだし、猫の写真がいっぱいだし、仕方ないですよね。
世界中の色んな飼い猫たちの写真がてんこ盛りで、各猫ごとに、説明の文章もついています。猫ももちろんすごく可愛いんだけれど、一緒に写っている飼い主さんの表情がまた、いいんです。読んでいると、「あー、猫っていいなぁ」としみじみ思う一冊。
ホテルで働く猫や、カフェの看板猫も載っていて、そういう所を巡る旅を出来たらいいなぁ、なんて考えてしまいました。
世界のcatLife世界のcatLife
(2007/12/15)
不明

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2007-12-16(Sun)

魔術王事件

文庫になっていたので買ってきたのですが、うっかりして、その前の『悪魔のラビリンス』を買っていませんでした。で、こっちを先に読むことに。
久々に読む蘭子シリーズですが、やっぱりいいですねぇ。大トリックとかおどろおどろしいところとかも。
犯人の手がかりは、結構親切?でした。「あれ?」と思った部分をきっかけに考えていくと、すっきりします。で、いつものことですが、犯人はわかっても、トリックは解けないorz
漠然とはわかるんですが、これこれこうだからこうなる、と、きちんとした解き方は出来ないんですよねぇ。
新たな謎なんかも出てきて、蘭子VSラビリンスのシリーズはまだ続きそうですね。楽しみだー。
魔術王事件 上 (1) (講談社文庫 に 22-20)魔術王事件 上 (1) (講談社文庫 に 22-20)
(2007/11)
二階堂 黎人

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魔術王事件 下 (3) (講談社文庫 に 22-21)魔術王事件 下 (3) (講談社文庫 に 22-21)
(2007/11)
二階堂 黎人

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2007-12-15(Sat)

クリスマスなんだかおせちなんだか

母が、近所のスーパーから、クリスマスケーキの申し込みチラシをもらってきました。父は、フルーツがたくさんのったのが食べたかったらしいけど、母の「切りにくいから駄目」の一言で却下orz
で、どれがいいか、じっくり見ていた母が、私に、「ねぇねぇ、別寅って、かまぼこだけじゃなく、ケーキまで作るようになったのね」って。
「えー?」とチラシを見てみたら、「ラ・ベットラ」って書いてあって、落合シェフの顔写真まで載ってる…。
もちろん、大人気のイタリア料理店と説明しましたけど、母はまだなんとなく関係を疑っていましたorz
ちなみに、別寅は大阪に拠点のあるかまぼこメーカーで、「BETTOLA」はイタリア語で、大衆食堂という意味になるそうで。なんの関係もなさそうです。

2007-12-10(Mon)

東京奇譚集

タイトル通り、不思議な話が集められています。
最初の「偶然の旅人」には、春樹さん自身が体験した、ちょっと不思議な偶然の話と、人から聞いた偶然の話が書かれています。こういう、ほんのちょっとした偶然って、ありますよねぇ。本当に些細な事だし、すぐに忘れてしまうような事なんだけれど、その時には「あ!」と思ったりとか。
「ハナレイ・ベイ」では、ハワイで息子を亡くした女性、サチが描かれています。サチは、息子を失い、悲しみ、傷つくんだけれど、どんな出来事も、その、サチという一人の人間そのものを変えてはいないような印象を受けます。
東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)
(2007/11)
村上 春樹

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2007-12-06(Thu)

あやし

「しゃばけ」シリーズもそうだけど、ちょっと不思議な時代物って、好きなんですよねぇ。
で、宮部みゆきさんの『あやし』を読んでみました。宮部さんの時代物は初めて読んだんですけど、いいですねぇ。すごく面白い。どの話も怖いんだけれど、怪談という程おどろおどろしくはないんです。なんだろう、江戸時代には、こんな事もあったかもねぇ、と思えるくらい、さらりと仕上げてある感じかな。
怖いんだけれど可愛かったのが、「女の首」。かぼちゃの神様に、ちょっと和みました。
あやし (角川ホラー文庫 126-1)あやし (角川ホラー文庫 126-1)
(2007/11)
宮部 みゆき

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2007-12-05(Wed)

実写化

『デトロイト・メタル・シティ』4巻、畠中恵さんの『おまけのこ』、村上春樹さんの『東京奇譚集』、『BLEACH』31巻を買ってきました。

『DMC』が実写映画化ですって。しかも、主演が松山ケンイチ!こ、これはすごい。思えば、根岸くんとクラウザー様を演じわけるには、彼がぴったりかも。

『おまけのこ』は、しゃばけシリーズの4作目で、文庫になるのをずっと待っていました。面白くて、またもや最後まで一気読みです。最初に入っている「こわい」は切ない話で、「畳紙」、「ありんすこく」は、人間の心について、ちょっと考えさせられるお話。「動く影」は、若旦那が幼い頃の話で、栄吉と親友になったきっかけが書かれています。で、最後の「おまけのこ」で、鳴家が大冒険をします。鳴家がかわいくて、何だか「はじめてのおつかい」をみている気分です。よその家の鳴家がたくさんいる中から、迷わず「あれがうちの子だ」と言い切る若旦那もいいなぁ。
おまけのこ (新潮文庫 は 37-4)おまけのこ (新潮文庫 は 37-4)
(2007/11)
畠中 恵

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デトロイト・メタル・シティ 4 (4) (ジェッツコミックス)デトロイト・メタル・シティ 4 (4) (ジェッツコミックス)
(2007/11/29)
若杉 公徳

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